サーファーにデブはいない・・・

「ちゃんと波乗りしてるヤツは太ってねぇし」

と、言われた事をふと思い出した・・・

そいつは東京のど真ん中での生活が長かったおかげで、３０そこそこで醜いデブだった・・・

とあるきっかけで地元浜松にに戻り、海と出会った。そこに来る同世代や先輩たちは毎日海に入るライフスタイルを貫く猛者ばかりだった

誰一人、お腹周りに贅肉がついたヤツは居なかった・・・　自分の体系を鏡で見ては悲観していた

そして、ジョグ・スイムいろいろ試したが身体は元に戻らなかった









その後、ヤツは毎日毎日、ひたすらパドルに明け暮れた、１回の入水時間は平均４～６時間　元々水泳が得意だったヤツは「１日中でも泳いでいれるぜっ」と豪語するほどの体力の持ち主であった

日々繰り返されるパドル修行・・・

いつしか腹回りにあった贅肉はぶっ飛び、パドル筋と共に成長した胸筋・背筋、そして見事な逆三角形の整った身体を手に入れた

サーファーは「マッチョ」でも「デブ」でもダメだ、　必要最低限のしなやかな筋肉が必要である

ジムに通ってトレーニングして必要以上の筋肉を付けると身体が硬くなるし、デブは動きが鈍くなる　やはり海で鍛えるのが１番なんだとヤツは言っていた

「真のサーファーにデブはいないぜっ、かっちゃ！」と最近言われた、確かにその通りですね

俺は３０前に事故で海に入れなくなり、同時に離婚を経験し自暴自棄になって酒に溺れる生活に嵌ってしまった・・・

あれから１１年、海に入れるよーにはなったが酒が辞められなかった、身体が求めるのではなく、精神的なアルコール依存症だった・・・

考えなきゃいけない事多すぎて、考えたくなくて酒煽って考えないよーに、忘れるよーにしていた

ふとしたきっかけでアルコールを断つ覚悟を決めた

それは朝一海でお世話になってる方の「お腹周りヤバいですよ・・・」の軽い一言だった。でも、この一言が精神的アルコール依存の闇から俺を救ってくれた

胃が痛くて気持ち悪くても、風邪ひきで体調が悪くても、傷口を切開治療した夜も毎日酒を飲んでいた俺・・・

そんな俺がいとも簡単に「禁酒」している　　身体が酒をほしがらないんです、不思議なもんですね？人間って・・・

夜もすごくよく寝れるし、のども渇かないし朝起きても疲れが残ってないんです。こんな簡単に健康的な生活に戻れるなら、もーお酒は要らないって思ってみたり・・・

１０年でどれほどの酒を呑んだのかは想像もつかないが、もー同じ生活に戻るのはまっぴらゴメンである

外食や宴会などで飲む楽しいお酒は飲むと思うけど、自分の辛さや弱さを隠すために飲むお酒は絶対やめようと思った。

そして、ちゃんと現実と向き合おうとも思った・・・　









とりあえず、ＯＦＦシーズン？（一応、フルシーズン海は入るけど）の３月いっぱいまでは禁酒を続けます、そして適度な運動も・・・

わずか半年足らずで、すばらしい体系を得ようなんて甘い事は思っていませんが春までに身体を軽くして４月からのハイシーズンを迎える準備をします

（四十路オヤジ最後の悪あがきってか）